2015 広島市立己斐小学校川育教室
平成27年9月25日今年も『こいっこふれあいの水辺』で、
広島市立己斐小学校4年生の川育教室を実施しました。
講師を務めていただいた保光先生よりまとめをいただきました。
「己斐小学校4年生干潟観察」
太田川放水路は、洪水対策のために戦前から戦後にかけて二本の川を一つにする工事が行われ、昭和42年に完成した人によって作られた川です。
その後幾多の変遷を経過して、現在の放水路は役目を果たしつつ現在に至っています。 このような環境の中で、身近な川『太田川放水路』に生息する生き物を観察しながら、私たちをとりまく環境について考える場にしたいと思います。 |
13:45 己斐小学校の96名の児童のみなさんが、新己斐橋下に集合しました。
オリエンテーションでは、挨拶の後干潟での注意事項や観察の仕方などの説明を実施。1組から3組まで、3回に分けて「ネイチャーゲーム」「河川清掃」と合わせて順番に干潟観察をしました。この日は干潮時間が13:25だったが、潮位72センチ位がまずまずの時間的なボーダーラインであると思われます。 |
靴を履き替えて、川の中へ!泥化したエリアもあり、足をとられて悪戦苦闘の場面が多々ありましたが、これも大切な経験の内で、子ども達は干潟のカニや貝その他の生き物について、子どもらしさを発揮し楽しく観察をしていたので、本来の子どもらしさが見られて満足していた様子だと感じられました。
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今日も様々な生き物が見つかりました。昨年と比べると、干潟生物の中でハクセンシオマネキの生息数が減少して、貝類のソトオリガイ、甲殻類のハサミアナジャコが増加していました。
このことは、簡単な科学的テスト法「パックテスト」のCOD数値にも、水の汚れについての値が汚い指標近4〜5であったことから、9月の度重なる雨による川の汚濁も関連していると思われますが、いささか心配な現象かもしれません。 事故なく完了したことは、皆様の川に対する思いと河川保護の賜物だと思います。ありがとうございます。 |